先日より取扱を開始させて頂いたオーバーフローBOXですが、給水配管はどうするのが良いか?問い合わせを沢山頂きました。
確かに排水だけで給水が出来なければ片手落ちですので、給水のシステムも提案させて頂きます。
加工に必要なのは、2種類のホールソーです。
65mmφがオーバーフローBOX用で、35mmφが給水用バルクヘッド用のホールソーです。
ガラス水槽に穴を開けるの難しいですが、アクリル水槽なら簡単です。
オーバーフローBOXに付属のゲージを使って、300mmの面の真ん中にオーバーフローBOX用の穴を、水槽の端に給水用バルクソケットを取り付ける為の穴を開けました。
使用するバルクヘッドはこれです。
外径32mmの配管に適合するサイズの物で、壁面厚み8mm以上の水槽に適合します。
これだけだと、水流が真横になってしまいますので、このパーツを組み合わせます。
ダックノズルです。
これをセットする事で水の向きをある程度自由にコントロールする事が出来ます。
全てをセットした写真です。
どうですか?とても格好良く無いですか?
少し見えているオレンジのパイプは緊急フロー菅として使用する場合の配管です。
※今回のセッティングは手前を落水用の管として奥側を緊急フロー管としてセッティングしました。
300mmの辺にオーバーフローBOX(600GPH)も給水管も収まっています。
今回は排水管に珍しいオレンジ色を給水管に赤の配管を使ってみました。
ご覧頂ける通り、ノズル先端が水の中に浸かってますので、ポンプを止めた時にサイフォン現象によって、大量の水が濾過槽へと戻ろうとします。
それを防ぐ為にもポンプ直上に逆止弁を組み込んでいます。
これによって、サンプから水が溢れるのを防ぐことが出来ます。
また静音性を確保する為に、メイン排水管にはゲートバルブを組み込みました。
レッドシーリーファーを使用している方は良くご存知と思いますが、ここで流量を制限する事で落水音を大きく抑える事が出来ます。
もう一つの落水音を抑えるポイントは、排水管をしっかりと濾過槽の水の中に漬ける事です。
再度全景です。
弊社実験水槽は配管組してもすぐにばらしてしまうので、排水管は全て配管接続としていますが、地震対策を考えて一部ホースにする事を考えても良いと思います。
配管サポートを付けていませんが、本配管として組み込む場合には、必ず適当な位置に配管サポートを設置する必要が有ります。
また給水管は内径32mmのホースを使って接続しました。
暫定での接続ですので、タイラップを使用していますが、皆さんはきちんとホースコネクターを使用して設置して下さい。
一つ上の写真と同じに見えると思いますが、内側のボックスは簡単に外す事が出来ます。
水を引き込む部分が、スリット構造になっていますので、どうしても汚れが溜まったりして清掃したくなる瞬間が来ます。
そんな時でも簡単に内側のボックスを取り外す事が出来ますので、外して綺麗に清掃する事が出来ます。
この構造は大型魚や古代魚を飼育している方からも好評ですし、サンゴを飼育している方からも水槽を大きく使う事が出来ると大好評です。
内側のボックスにも外側のボックスにも蓋が付属していますので、水はねも騒音も抑える事が出来ます。
今回はDEP-4000を使用して送水実験も実施したのですが、1800L/時間の流量を流す事が出来ました。給水管を太い内径25mm菅を使用した事が大流量に繋がっています。
※10回転/時間を目指す方は総水量180L/の水槽に使用出来ます。
※6回転/時間を目指す方は総水量300L/の水槽に使用出来ます。
1本の配管のみでこの流量を流す事が出来ましたので、2本の配管をフルに使えば3500/時間以上の流量を流す事が出来ます。
稼働している様子をYou Tubeで公開させて頂きました。
You Tubeで動画
BOX正面からの様子です。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
最近米国からの多くのアクセスを頂いております。
本当に有難いことです。
Thank you for reading this blog.
I am sorry for the description in Japanese only.
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