エルボを沢山入れた配管で流量は減少するのか?

hsbao dcポンプ 直流ポンプ オーバーフロー水槽 DEP-4000 DCポンプ

 

土壌バクテリア等の製造販売で有名なミニミニ様よりリツイート頂戴しました。

アクア業界ではとても有名なミニミニ様が弊社のツイートに対し下記のようなリツイートをして頂きました。

 

これは過去に実施した”45度エルボと90度エルボではどの程度流量が変わるのか?”の画像です。

 

リンクをご覧頂ければ解るのですが、実際は2個のエルボを45度と90度に変えた位では流量に差は御座いませんでしたが、ミニミニ様がご指摘されているように、コの字にするとどの程度流量が落ちるのか?実際はもっと複雑な配管にしてどの程度流量が落ちるのか計測してみました。

 

キャビネットは狭いですし、クーラーやUVランプやリアクター等に送水する為に濾過槽内外で配管を沢山折り曲げている配管マニアな方には大変参考になる記事だと思いますので、是非とも御覧ください。

 

使用機材はHSBAO DEP-4000です。

hsbao dcポンプ 直流ポンプ オーバーフロー水槽 DEP-4000 DCポンプ

別にこのポンプに意味が有る訳では無く、レッドシーリーファーやオーバーフロー水槽用の配管を製造販売している関係上、沢山のVP20サイズのエルボが在庫として有りましたので選択させて頂きました。

 

※ちなみにですが、DEP-6000と並んで弊社の一番の売れ筋ポンプです。

配管はこんな感じで組んでみました。

 

ポンプからオーバーフロー配管までの間に、7個のエルボを入れています。

 

7個という数字に特に意味は御座いません。

ポンプ室からオーバーフロー配管までの間で、出来るだけ短い距離で何度も配管を折り曲げようとした結果の7個です。

 

比較したのはこのセッティングです。

一般的なオーバーフロー水槽用配管の組み方です。

ポンプの上で一度90度で曲げてそれを更に90度で曲げて垂直配管にしてオーバーフロー配管を通して水槽上部へ

水槽吐出口で再度90度エルボが1個と45度エルボが1個

 

合計では90度エルボが3個と45度エルボが1個です。

繰り返しになりますが複雑配管の方はというとオーバーフロー管に繋げるまでに7個、それ以降は普通のセッティングと同じになります。

 

合計では90度エルボが9個と45度エルボが1個です。

 

エルボ6個の差がどうでるか?という検証です。

 

結果纏め

 

普通配管:90度エルボ3個+45度エルボ1個=34.4L/分(2,064L/時間)

複雑配管: 90度エルボ9個+45度エルボ1個=27.8L/分(1,668L/時間)

 

エルボを6個増やした事で約20%水量が減少しました。

 

これを多いと見るか?少ないと見るか?は貴方次第です。

 

実験の様子はYou Tubeリンクをご覧頂ければと思いますが、結果的にはミニミニ様のご指摘通り、キツイ曲げを何度も入れたら結果水量が大幅に減ることが確認出来ました。

 

こんな無駄な配管をする方は少ないとは思いますが、もしキャビネットや濾過槽サイズの関係で配管の折り曲げ回数が多くなりそうな場合には、90度エルボを止めて45度エルボにするとか、エルボ自体を止めてホース接続で緩やかなカーブを用いて配管同士を接続する等の工夫をした方が良いと思いました。

実験のきっかけを頂戴したミニミニ様本当に有難う御座いました。

 

info.saffdesign@gmail.com

 

皆様良いアクアライフを!!

 

最近米国からの多くのアクセスを頂いております。

本当に有難いことです。

 

Thank you for reading this blog.

I am sorry for the description in Japanese only.

 

This page article "We verified whether the flow rate would decrease as the number of bends in the return pipe for the overflow tank increased."

 

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