お客様から頂きました相談内容です
HSBAOのDEP-4000をお買い上げ頂きましたお客様に、初期不良でご迷惑をお掛けしてしまうという事例が発生しました。
その対応の中で、お客様の使用状況(配管経路)をお聞かせ頂きました所、下記連絡を頂きました。
※図で表すとこんな感じです
ポンプ→UV→クーラー→水槽の直接接続はオススメしておらず、ポンプ直上で2分岐すれば、流量ふえますし省エネに繋がりますよ〜。とご紹介させて頂いております。
お客様の接続方法も、確かにポンプ直上で2分岐されているのですが、メイン配管に合流させているのが特徴的です。
当方がオススメしているのは、UVやクーラーを経由した水は、濾過槽の第一槽(オーバーフロー管からの落水してくる場所:一般的にはウールボックス)です。
理由は単純でショートサーキット対策です。
過去にリクエストも無かったので、今回のお客様のような配管経路で実験をした事無かったのですが、今回良い機会ですので実験してどんな影響が起きるのか確認してみました。
実験の様子
DEP-6000とレッドシーリーファー用配管を使って実験してみました。
2分岐させた後にホースコネクターを使って合流させました。
引きの映像だと確認しにくいと思いますので、アップ画像も公開させて頂きます。
ポンプ直上でクーラーからの流路とT字を使って合流させています。
更にアップ映像になります。
測定したのは4つの流量です。
- クーラー側に送水しない時
- クーラー側に送水した時
- クーラー側に送水した時のクーラー側流量
- クーラー側の送水を濾過槽に戻した時のクーラー側流量
※実験の様子を動画で御覧ください
なんとなく想像していたのですが、やはり2分岐させた水流を纏めるのは良くないです。
・クーラー側送水有り:18.8L/分
・クーラー側送水無し:18.0L/分
確かに1L/分程度(60L/時間)の流量が増えているのですが、クーラー側の流量を確認してびっくりです。
たったの4.0L/分しか流れていません。
どんなクーラーでもこんな流量しか流れなければ冷えないですよね。
正直殆ど意味ない流量だと思います。
理由は単純です
クーラーやUVを経由すると装置の内部抵抗の影響を大きく受けて水量や圧力が落ちてしまいます。
ポンプから直接流れている水流は圧力も高く水量も多いので、2分岐ポイントで水槽側だけで無くクーラー側にも流れ込もうとしクーラー側の流れを阻害してしまいます。
写真のように2分岐後の流量を合流させず、クーラーを経由した流れを濾過槽に戻すと、ポンプ本来が持っている能力で有る13.7L/分の流量が測定されました。
これで有れば十分クーラーも能力を発揮して十分に冷やしてくれる事と思います。
もしこのような配管されておられる方がいらっしゃったら、是非この機会に配管(ホース)を見直し頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
最近米国からの多くのアクセスを頂いております。
本当に有難いことです。
Thank you for reading this blog.
I am sorry for the description in Japanese only.
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