レッドシー リーファー オーバーフローパイプ
レッドシー リーファーをお持ちでない方には何が何だか分からないかも知れませんが、
過去記事でも紹介したように普通のオーバーフロー水槽とは違い、オーバーフローパイプと給水管(排出部)が独立した構造になっています。
※左から給水管・緊急時オーバーフローパイプ・オーバーフローパイプ
また緊急時オーバーフローパイプというのも有り、若干では有りますが複雑な機構になっておりますが、ここがレッドシー リーファーの静かさを決定する非常に重要なパーツですので、水位設定の仕方をお伝えしたいと思います。
オーバーフローバルブの役割
このバルブはオーバーフローパイプを伝わってサンプに流れ落ちる水の流量をコントロールしています。
単純に流量絞れば流れ落ちる水量が減って騒音が低減するとか、そんな簡単な物では有りません。
このバルブを開け締めする事でオーバーフローボックス内の水位を変化させる事が出来るのが一番重要なのです。
当り前ですが、バルブを締めればサンプに流れ落ちる水量が減りオーバーフローボックス内の水位が上がります。
もちろん逆にバルブを開けばサンプに流れ落ちる水量が増えてオーバーフローボックス内の水位が下ると同時に、サンプに流れ落ちる水量が増えるので騒音が増えます。
写真ではオーバーフローボックスに隠れて判りにくいので、絵を書きました。
左が緊急時オーバーフローパイプで右がオーバーフローパイプです。
水の流れはこのような感じで、オーバーフローパイプの周りにはもう一つのカバーが掛かっています。
この中に水が一回流れ込んでからオーバーフローパイプを通じてサンプに落水していきます。
バルブを沢山開くと上図のように、オーバーフローパイプぎりぎり上面に水位が保たれます。
その時、空気の巻き込んだ「コポコポ」という音と水槽と繋がるサーフェーススリットとの落差が生み出す「チョロチョロ」という音がします。
これを避ける為にバルブを締めていきます。
すると下図のように水位が上がり最終的には緊急時オーバーフローパイプから水が排出される事になります。
すると今度は、緊急時オーバーフローパイプが空気の巻き込んだ「コポコポ」という音を発生させる事になります。
よって常に下図の赤線の位置に水位が入るようにオーバーフローバルブを調整する必要が有ります。
開くと水位が下がり
締めると水位が上がります
とても簡単に思えるのですが、これが結構大変なんです。
バルブを開け締めしてから水位が安定するまで20秒から30秒程度掛かります。
水位を見て→バルブを開け締め→水位を見て→バルブを開け締め
という事を何回もする必要が有りますし、実は少しずつ水位が上がったり下がったりして数時間後に再び「コポコポ」音が発生する事も有ります。
バルブも微妙に硬いんですよ。
また、長期間経つとどんなポンプでも流量が落ちてきます。
そうすると、やはり水位が下がって「コポコポ」音の発生です。
やっぱりHSBAOのDCポンプDEPシリーズがお勧め
水位(水量)の微調整を簡単に行う為にも、コントローラーで流量が簡単に調整出来るHSBAOのDCポンプDEPシリーズがお勧めです。
100%での使用設定にしていれば別ですが、元々絞って使用していれば、水位が下がった時には流量を多くするボタンの”+”を2・3回ポチッとすれば流量が増えて「コポコポ」音が解消されます。
バルブを開け締めするより、とても簡単ですので本当にお勧めです。
もしレッドシー リーファーの水位調整苦手な方がいらっしゃったら是非ともHSBAOのDEPシリーズポンプを使ってみてください。
水量微調整の苦労から開放される事間違いなしです。
水槽サイズ別にお勧めのポンプサイズは、こちらに纏めて有ります。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
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