レッドシー リーファーシリーズはサンプが狭いのですが、問題無く収まりました。
キャビネット内はこのような感じです。
流量測定器を付けているので高さ方向ギリギリですが、なんとか収める事が出来ました。
過去にはレッドシーリーファーの環境を模擬して性能測定を実施させて頂いたのですが、その時はVP16を模擬配管として使用しました。
実際のリーファーはパイプはVP20サイズなのですが、ホース接続部の内径や下記パーツの最細部内径がφ13mm程度しか無い事が判りました。
前回記事と比較して確認頂けますと幸いです。
HSBAO DEP-10000を能力測定
DEP-10000はレッドシー リーファー シリーズ350以下に使用できる最大寸法のポンプになると思います。
この上にはDEP-12000が有るのですが、最細部13mmφに絞り込まれるので、能力を無駄にしてしまう可能性有りますし、DEP-15000やDEP-20000は、そもそもレッドシー リーファー 170のサンプのポンプ室には入らないと思います。
過去実験結果よりレッドシー リーファー 170にはDEP-6000がお勧めと紹介させて頂いておりましたが、ホース接続サイズが内径16mmφで有るレッドシー リーファーの 350までは考え方が応用出来る為、まずはDEP-10000でテストさせて頂きます。
結果纏め
流量 | クーラー流量 | 電力量 | |
100%出力(クーラー送水なし) |
28L/分 1,680L/時間 |
|
64W |
100%出力(クーラー送水有り) |
25L/分 1,500L/時間 |
14.0L/分 |
68W |
66%出力(クーラー送水有り) |
17L/分 1,020L/時間 |
12.1L/分 |
39W |
50%出力(クーラー送水無し) |
17L/分 1,020L/時間 |
25W |
測定時動画紹介
考察
- 再細部内径が13mmφしか無いので、DEP-10000を使っても大流量を流すのは難しいです(本当の能力では5,000L/時間近い出力可能です)
- そもそもダウンフローパイプの内径が25mmφ程度しか有りませんので、リーファーの構造上、大流量を流すことは難しい(要求していない)と思われます。
- 1時間当たりの回転数6回を基準に考えると、レッドシー リーファー 250(90cmサイズオーバーフロー水槽)まではDEP-10000で対応可能と思います。
- レッドシー リーファー350で使用した時には、4.8回転/時間(クーラー接続無し)、4.3回転/時間(クーラー接続有り)の水量供給が可能となります。
- レッドシー リーファー240で使用した時には、6.3回転/時間(クーラー接続無し)、7回転/時間(クーラー接続有り)の水量供給が可能となります。
- レッドシー リーファー 170で使用した時には、コントローラーで66を選んで頂ければ6回転/時間(クーラー接続有り)になりますし、冬場等にクーラー側のバルブを締めて頂ければ50%出力で6回転/時間(クーラー接続無し)になります。
- 表をご覧頂いて判る通り、出力を絞ると使用電力量を大きく下がりますので、一般的なAC(交流)ポンプと違いDCポンプは省エネポンプになります。
HSBAO DEP-6000を能力測定
このポンプがレッドシー リーファー 170の本命ポンプとなります。
運用もこのポンプで行う予定です。
結果纏め
流量 | クーラー流量 | 電力量 | |
100%出力(クーラー送水なし) |
21L/分 1,260L/時間 |
|
48W |
100%出力(クーラー送水有り) |
18L/分 1,080L/時間 |
12.1L/分 |
49W |
90%出力(クーラー送水有り) |
17L/分 1,020L/時間 |
11.6L/分 |
44W |
70%出力(クーラー送水無し) |
17L/分 1,020L/時間 |
29W |
測定時動画紹介
- 1時間当たりの回転数6回を基準に考えると、レッドシー リーファー 170には、DEP-6000が最適と思います。
- もし、もう少し余裕が欲しい方はワンサイズ大きいDEP-8000をお買い求め下さい。
- レッドシー ナノで使用した時には、10回転/時間(クーラー接続有り)、12回転/時間(クーラー接続有り)の水量供給が可能となります。
流量測定が終わりましたので、生体移植に向けて準備を進めたいと思います。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
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