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HSBAO DEP-20000性能実験

DEP-20000の最大流量確認を行いました

 

今回は、HSBAOのDEP-20000(20,000L/H)の最大流量測定を行います。

 

本ポンプは取扱ポンプのうち1番大きなサイズのものになります。

 

VP50配管で立ち上げて2分岐化しました。

50×20のチーズを使って1系統をクーラーやUVランプへと接続して、もう1系統をVP25に絞って水槽に送るオーバーフロー管に接続した際の最大流量を確認しました。

 

過去ブログにも記載しましたが、ポンプ→クーラー→UVランプ→オーバーフロー管のような直列接続はクーラー不使用時期の省エネの観点からお勧めしておりません。

 

hsbao DEP-2500 水槽 塩ビ配管 オーバーフロー水槽 水中ポンプ DCポンプ

 

写真では良く見えないかも知れませんが、60cmサイズ水槽にセットしたら短辺方向一杯です。

 

VP50からVP25への絞込は写真で見ても無理有りますね。

断面積比で1/4に絞り込みますので、やっぱりロスが大きいと思います。

 

このポンプを小型水槽に接続して使う方はいらっしゃらないでしょうから、VP25接続のみのチェックとします。

 

では、早速実験動画を御覧ください。

 

 

当方実験水槽は900×450水槽になります。排出側オーバーフロー管サイズがVP40なのですが、排水が追いつかず水槽の水位がどんどん上がってしまい。10数秒試験すると水槽から水が溢れてしまいます。

 

よって、ビデオが細切れで申し訳ありません。

 

結果です。

 

実験条件

流量 消費電力

1年間使用時

概算電気代

VP25O/F管

VP50→2分岐→VP25O/F管

*クーラー側へのバルブ閉

5,040L/H(84L/分)

164W 38,789円

VP50→2分岐→VP25O/F管 

*クーラー側へのバルブ100%開

4,620L/H(77L/分)  167W 39,498円

VP20→16mmホース→クーラー

*クーラーへの流量

15.4L/分    

 

【纏め】

当方取扱2番目サイズのDEP-15000と測定結果に殆ど差異が有りませんでした。

正直、このポンプの能力を使い切るには配管サイズが細すぎると思います。

 

消費電力量を考慮すると、通常のオーバーフロー水槽にこのポンプを使用するのは勿体無いと思います。

 

参考までにゼンスイ様のうず潮を使った実験結果へのリンクを貼っておきます。

 

このサイズのポンプの性能を使い切るには、オーバーフロー管が2本有るシステムで無いと難しい気がします。その時でも、オーバーフロー管サイズは最低でもVP25必要だと思いますし、VP50の段階で3分岐等をして、一つはクーラー&UVへ、後2本をオーバーフロー管に接続するような方法を考えた方が良いと思います。その程度分岐しても充分流量を確保出来るのでは無いか?と考えます。

 

 

ネット等に、VP13やVP16オーバーフロー管に大型ポンプ10,000L/H以上のサイズを接続されている事例を見かけますが、もしかしたらポンプ能力を活かしきれおらず、無駄にエネルギーを捨てているだけの可能性が有ります。

 

このような大きなポンプを使用する水槽はどんなに大きい水槽なのでしょうか?
オーバーフロー管のサイズはどのような物でしょうか?

 

ご購入頂いている方、是非写真等提供頂けますと、とてもとても嬉しいです。

 

 

皆様良いアクアライフを!!