ホース内径の差で流量はどの位違うのか確認しました
水槽で使うホースや配管の内径は出来るだけ太い方が良い旨お伝えさせて頂いております。
アクアリウムで良く使用する内径12mmと16mmホースと内径26mmのホースを使ってVP16サイズのオーバーフロー管に接続した時、どの程度の流量差が有るかを調べてみました。
今回はDEP-4000(4,000L/H)を使用して検証したいと思います。
トヨロンホース内径12mmとエーハイム様の定番内径16mmホースとホームセンターで販売している内径26mmのホースです。
ざっくり1mの寸法に切断しました。
上:トヨロンホース内径12mm実験風景
中:エーハイムホース内径16mm実験風景
下:ホームセンターホース内径26mm実験風景
12mmホース&16mmホース実験と内径26mmホース実験は若干構成が異なります。
【12mmホース&16mmホース】
- ホースコネクターを通してVP20配管に接続しています
- ホースが比較的硬いので1周巻いています
【26mmホース】
- ホースコネクターを使わずVP20配管に接続しています(注記有り)
- ホースが柔らかいので1周巻いていません
【注記】
- 良くオーバーフロー水槽設置事例で見るような接続方法です
- ホースコネクターを使わないので、流路が絞り込まれません
- 太いホースで接続が出来るので配管抵抗を減らす事が出来ます
システム全景としては下記のように、ホースの先はVP20配管経由でVP16サイズのオーバーフロー管へと接続しています。
では、早速実験動画を御覧ください。
結果です。
名称 | 流量 | 電力量 |
トヨロンホース内径12mm | 1,164L/H(19.4L/分) | 40W |
エーハイムホース内径16mm | 1,206L/H(20.1L/分) | 40W |
ホームセンターホース内径26mm | 1,740L/H(29L/分) | 43W |
一目瞭然ですね。
やっぱり太いホースで接続した方が絶対に良いです。
ホースのサイズで1.5倍もの流量差が有りますので、アクアリウム用のホースに拘らず、少しでも太いホースで接続した方が良いと思います。
参考までに、塩ビ配管サイズと外径が判る表を載せておきます。
塩ビ配管寸法 | 塩ビ配管外径 |
VP13 | 18 |
VP16 | 22 |
VP20 | 26 |
VP25 | 32 |
皆さんの配管計画に少しでもお役に立てばと思います。
皆様良いアクアライフを!!
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